
「森の子」は森の中にある園で園舎もないって聞いたけどどんな所なんだ!?…とドキドキして園庭解放や入園説明会に参加してアズミが知ったことや感じた事を書きたいと思います。
森の子の園庭開放に参加しようか迷っている人。入園先として検討している人。
冬でも森の中!?という事に不安を感じている人。
森の子ってどんな場所?
穂高北の森の中で育まれる園
元々1998年頃に有志の親御さんたちで週1回実施していたお散歩会から「森の自然の中で子供たちを育みたい…」と思いが募り、2002年に開所した野外保育所。2021年よりNPO法人化して園舎も出来た…etc色々変化もあるようですが、「森の自然の中で…」の理念は今も受け継いで先生方と親御さんが協力しながら森の中で子供を育てる保育所になっています。
毎日森の中で過ごすことで自然の変化を五感で感じながら森をあそび場に自由に遊ぶ。晴れの日はもちろん、雨の日も森の中にタープを張って雨ならではの遊びを見つけて過ごす。。。最近は少し”自然保育”が注目されつつあり、各所に出来てきている様ですがまだまだ珍しい保育所です。
流石に急な雷の時には近くの園舎に避難したり、警報が出た場合は近隣の体育館での活動になったり、休園となるそうですが、基本的には野外で活動になります。
話しを聞くと本当に多少の雨や雪には負けない模様…。国道から園までは700m程細い脇道を入っていく必要があるのですが、数年前は雪が降って車が入れなくなった際は国道沿いのソフトクリーム屋に集合して歩いて園まで登園して…としたそうです。。
園児はMax30名程。学年を区切らず皆で活動
年によって多少人数に増減はあるけれど、各学年max10名程。総勢で30人ぐらいまでの入園になるそうです。なお、原則2歳児は兄弟関係の方のみ受け入れているとのことです。
また、年中・年長での転園はあまりなかったりするので入園したい場合は基本的に3歳で入園を希望して…となるようです。
また、認定こども園では学年毎にクラス分けがされてそれぞれのクラスで活動となりますが、森の子は菜園での植付など活動によっては年長さんだけ等もあるようですが基本的に園児全員で活動です。異年齢保育だからこそ年少~年長の子が一緒に活動する中で年下の子は年上の子の真似をして学んだり、年上の子は年下の子を面倒を見たり叱ったり…と交流する中で色々学べるようになっています。
保護者が保育に多く携われる園
元々有志の親御さんたちで作られた園ということもあり、森の子では保護者と先生が協力して子供たちの育ちを見守っていく方針となっています。
そのため、保護者と一緒に参加となるイベント(入園式や子供のお誕生会、親子遠足etc)やお手伝い可能な方を募って開催されるイベント(登山や川遊び、田植え、稲刈りetc)等があります。また、森の自然の中での保育となるため、保育環境を整備するためのお手伝い等も必要となり、他の園に比べて保護者が園に関わる(関われる)機会がたくさんあります。
また、それ以外に園の先生方と保護者がコミュニケーションをとる焚火端会議が年5回ほど予定されていたり、保護者有志の活動として園の保育に関わっていくこともできるので、「園でこんなことをしたい。こんな経験を子供たちにさせてあげたい」という想いを抱いたときに園に提案・実現ができるのはとっても素敵だと思います。
園での過ごし方は?
1日のスケジュール
基本的な1日の流れは以下のようです。
8:45~9:15 登園+自由遊び …森の中でおままごとをしたり、鬼ごっこをしたり自由に過ごします
9:45 朝の会…簡単な手あそびをして、アコーディオンを伴奏に歌を歌い、今日の予定の話などを実施
10:00頃~ 主活動 …日によって自由遊びだったり、調理やお散歩を実施
12:00~ お昼 …毎週火曜日は野外調理日。
13:50~片付け+帰りの会
14:20~15:00 降園 …自由遊びをしながらお迎え待ち。お迎えがきたお家から帰宅。
その他(週や年イベント)
毎週火曜日:野外調理
お鍋を準備してお米を研いで、野菜を切って、マッチを擦って火を起こして調理…と子供たちで調理をしてお昼ご飯を準備します。先生曰く「3~5歳の子に包丁やマッチ!?と思われる方もいるかもしれませんが、大人は基本的に”見守る”ことにしています。確かに包丁やマッチはケガをするリスクがあるけれど正しい使い方をすれば便利な道具。大人はリスクだけを見て子供が触れる機会を妨げるのではなく、ケガを注意したり導いたりしつつ子供が使える様になる手助けをするのが役割だと考えています」とのことでした。この話を聞いてアズミも確かに…と思い、子供が料理を手伝いたい!という時に(毎回は余裕が無くて無理ですが)ちょっとずつ包丁等も使ったお手伝いをしてもらう様にしました。
毎週金曜日:制作活動
基本的に月・水・木の活動は散歩or畑仕事orひたすら自由遊びの時間として子供が自主的に遊ぶのを支援する形での保育とし、金曜日は制作活動日として絵や折り紙、粘土、自然物をつかって皆で制作に取り組む時間を設けているそうです。
日々の自由遊びの時間も自由に制作して遊んだりできますが、金曜日は保育者から季節に応じたテーマをもった制作として、例えば、正月には松ぼっくりや木の枝を使った正月飾りを作ったり、木と紙を使って凧をつくったり…。四季を感じられる制作をしたりしている様です。
長峰山遠足/親子遠足/電車遠足
安曇野の東にある長峰山。春には麓からも登山道の周りに植えられた桜並木が綺麗に見えて素敵なのでアズミも登った事が何度かありますが、結構きちんとした山道で登るのは大変ですが園児たちはその長峰山に遠足で上り、山頂で昼食をとって下山をする遠足を年に何度か実施するそうです。
さすがに年少さんは春には厳しいので夏以降になるそうですが、それでも3歳~5歳の子が登れる程の体力が森の子で過ごす事でつくなんてスゴイ!と思います。
また、長峰山への遠足だけでなく、電車に乗って松本城の方に遊びに行く等の遠足イベントもあり森だけでなく交通機関を使うためにルールを学ぶことも出来るそうです。
醤油・味噌づくり
近隣で醤油や味噌を作っている方から指導を受けつつ、毎年森の子で醤油と味噌を作っているそうです。普段から使用頻度も高くお世話になっている調味料ではあるものの、なかなか大人も体験したことがない醤油や味噌作りを園で体験できる。様々な工程を経て作られた調味料であることを学ぶことで物の有難みも学べるとても良い体験が出来るのは魅力だともいます。
また、作った味噌は毎週火曜日の野外調理の時に実際に使うことで一時的な体験にならないのも素晴らしいです。
田植え/稲刈り体験
毎日食べるお米がどんな風に出来るのか…。田植えから稲刈り、脱穀をしてお米となるまでを体験できるのは農家の子でないとなかなか体験できないですが、園の子は毎年田植え~稲刈りを体験する機会があります。
また、こちらは「自由保育所ひかりの子」の田んぼでひかりの子の園児と一緒に行うイベントとなっている様です。両方とも小規模の園だからこそこのようなイベントで他の子とも関わる機会があるのも良いなと思います。
川遊び
園から散歩で行ける用水路で遊ぶ機会もありますがそれとは別に烏川渓谷緑地まで足を延ばして川遊びをすることもあるそうです。行った事がある方は分かると思いますが、この川は夏でもとても冷たい…そんな川でも子供たちは臆せず楽しく遊ぶそうです。なお、烏川の主流は結構な水量があるので基本的にはちょっと流れが穏やかな支流での活動とし、親御さんに見守り補助参加を依頼したりして安全に楽しく過ごせるようにしているそうです。
その他
基本的に森の中で毎日過ごすことで自然の変化に気づき、自然を利用して楽しむ活動が主ですが、七夕の時には七夕会、クリスマスにはクリスマス会、餅つきや三九郎、豆まきなど季節のイベント行事やキャンプ等も色々やっているそうです。
園庭開放参加の流れ・お勧め
実施日の3日前までにメールで連絡。

未就園児を対象とした園庭開放(まめもり)は月2回程。
大体月曜日に開催されています。実際の開催日は児童館の貼り紙や園のHPや、Facebook、イクジィなどで確認できます。
※2023/5/1 Facebookに2023年の予定が掲載されていたので転載します→
HPによると7月以降も開催予定がありますが、来年度の園児募集が大体9末頃なので
左記日程のどこかで参加してみるのがオススメです。
参加したいなと考えた方は参加したい日程と参加者の情報(親と子の名前、子の年齢、連絡先etc)等をHP上のフォームorメールで連絡すれば集合場所や持ち物等を返信いただけます。
(※5/28時点ではHP上のフォームはまだ2022年度版の様なのでメールが良さそうです)
なお、大体は森の子のフィールド=森の中なので長靴+長袖+長ズボンで参加…となりますが、回によっては烏山渓谷緑地等で水遊びだったり、別の場所で雪遊び…となるため、持ち物や集合場所が変わることがあるようです。
園庭開放(まめもり)参加時の流れ。
まめもりは大体10時~開始となるのでその前に集合場所に行って「連絡させて頂いた〇〇です」といった形で受付を実施し、参加費300円を支払ってガムテープ等に名前を書いて名札替わりに衣服に貼って参加準備をしたら他の参加者が集まるまで自由時間となります。9:45前に到着した際に在園児の朝の会に一緒に参加させて頂いたこともあります。
10時頃になったら一旦「まめもり」参加者で集合して朝の歌や本の読み聞かせ等が少しあり、イベント開始となります。イベント企画・進行は在園児の保護者が交代で実施されている様で回によって異なるようですが、森を散策して何か採集をしたり、ちょっとした工作を行ったり…となります。
入園するには?入園説明会の開催時期と選考について

まずは入園説明会に参加して入園願書をGetする必要があります。
入園説明会は基本的には9月末~10月上旬頃に数回実施されるので、日程が近づいてきたら森の子Facebookや市内の児童館の掲示版や、イクジィ等をチェックして参加申し込みをします。
※右は2022/5/2 Facebookに掲載されていた2023年度入園向けの説明会日程です。
入園説明会に参加して「やっぱり応募したい!」となったら、
指定された宛先に期限日(10月末頃)までに入園願書を送付します。
その後、入園願書に記載した連絡先に園から電話が来て、面談or電話で子供の状況等を簡易的にヒアリングされるそうです。なお、入園可否は11月頭には連絡される様ですが応募者が定員を超過していた場合は抽選となるので別途抽選日程の連絡となるそうです。
入園決定後は
12月上旬に面談+入園金支払。
2月上旬に入園準備説明会および1日入園。
4月~入園式+登園開始。となります。
入園関連情報
以下、入園関連情報です。
※改定されている可能性があるので入園説明時に確認ください。
保育時間・定員
保育時間は3~5歳児は8:45~15:00。
土日祝日休みに加え、夏冬春に周辺小学校と同程度の長期休みが設けられています。
定員は各学年max10名で総勢30名程。
2歳児も原則兄弟関係のある人のみになりますが数名入園している場合があります。
入園費用
入園が決まった際には入園金10,000円(一家庭あたり)と
NPO法人化に伴い入園児にNPO法人の会員費1000円+年会費2000円/年が必要です。。
また別に毎月の費用として教材費2,100円/月と保育料30,000/月(※)が掛かります。
※補助金が貰えるので実質負担金は2号認定の場合0円、
1号認定(安曇野市在住の場合)4,300円/月、なります。
入園準備物
詳細は2月の説明会で…となりますが、お昼寝時間は設けられていないので他の認定こども園の様にお昼寝布団等は不要の様です。
大体、水筒(紐付き)、お弁当箱+食具、長袖、長ズボン、長靴(または野外で活動できる靴)、帽子、リュックetcで、特徴的なのは森の木々によるケガや虫刺されを防止するため、夏でも長袖+長ズボンな所。
園児の保護者の方曰く、「森の中の物を遊び道具にしているから、教材関連に掛かる費用は他園に比べれば安価かも…?でも、着替えの準備や入園後の選択の手間は他園にくらべて多いかも…」とのことでした。
昼食
毎週月曜日はおにぎり。火曜日は野外調理なので弁当箱と食具のみ。水~金曜日はお弁当持参です。
ただ、お弁当といってもそんなに凝ったものは考えず、ご飯+朝食のおかずの残り…といった感じで各々の家庭で負担にならないもので充分というお話でした。
卒園性の中には毎日ご飯+ウィンナーのみといった子もいたようです。
その他(入園説明会で上がっていた質問等)
・まだオムツが取れていないのだけれど…
→取れて居なくても大丈夫。オムツが取れないまま入園する子もいるけれど、皆がトイレに行くので自然と(大体夏ぐらいには)パンツでいられるようになっています。
・うちの子はお昼寝をしちゃうんです。。
→お昼寝の時間は特に園として設けていないけれど、眠くなったら東屋(?)に座布団を引いて眠ることもできます。大体、年少、年中…と大きくなるにつれて体力もついて大丈夫になります。でも昔、午後になると毎日寝むくなってしまう子がいてその子は卒園まで午後は森の脇にある東屋(?)に座布団をひいて寝ていました。
・園の運営や行事に関わりたいけど下の子が小さくて…。
→色々参加してもらえると嬉しいけど強制ではないので不参加でも問題ありません。無理せず楽しめる範囲で森の子に関わっていただけるといいかなと思います。また、行事によっては下のお子さんも一緒に参加できるかなと思うので参加したいけど下の子が居るし…と悩まれる際は相談していただければと思います。
まとめ
「野外保育所 森の子」についてアズミが知った情報を記載してみましたが、いかがでしたでしょうか?
保育時間が基本15時までだし長期休暇もあるので中々両親共にお仕事をされている方は難しいのかな…と思う園ですが、子供にとってはとても良い環境が揃った園だと思います。また親としても一緒に子供の成長を見守れるとっても素敵な園です。
「残念だけど仕事があるので登園させてあげることは出来ないな…。でも”森のようちえん”の体験をさせてあげたい…」という方は金曜日の夕方に開催されている「金森」や大体月1回土曜日に開催されている「森もり探検隊」(残念ながら森もり探検隊は2022年度で終了となったそうです)というものもあるのでそちらに参加してみるのも良いと思います。



コメント